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お人形部屋。
更新気紛れやりたい放題。同性愛・コスプレ有。苦手な方は回れ右!
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*オーナー 望月

*お人形達を眺めるだけで幸せ。
カスタム等には知識薄すぎ。
そのうち・・・が口癖。
腐心を持ち合わせている所為で
どうしてもそっちに走りがち。
薔薇も百合も美味しく頂きます^p^
そんな管理人の萌え要素が詰まった
最愛のお人形達のための場所。
背後にお気をつけ下さい。

*うちの子詳細はカテゴリ・住人から
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ルカとクリスが初めて出合った頃のお話。
舞台は英国の何処かの街。季節は冬。
お坊ちゃん猫と捨て猫の不器用な恋愛模様。

※完全自己満足妄想小説
※♂×♂要素アリ(軽く15禁)
※細かいことは気にしない
※観覧は自己責任でお願いします






そんなある日。

俺の「特等席」があいつに乗っ取られていた。
「特等席」というのは、ご主人様が愛用している木でできた机のこと。
その隣には大きな本棚がある。ご主人様はいつもそこで趣味の読書をしている。
俺はそんなご主人様を眺めるのが好きで、いつも机の隅に座る。
どうやらあいつはご主人様の真似をするうちに本を読むのが好きになったらしく、
そこに居座るのを気に入った様だった。・・・俺だってそこが好きなのに!

楽しそうに読書をするクリスに怒りが込み上げ、
我慢できずに怒りをぶつけてしまった。

「おいお前!そこは俺の場所って決まってんだよ、どけっ」

「ふーん…そうなんだ」

意外な返事が返ってきたので目を丸くして驚いた。
理解したのかしてないのか。返事はするものの、本をめくる手は止まらない。
退く気は更々ないようだ。

「…どけよ」

クリスの態度が余計に頭にくる。

「嫌だよ。ここ眺めがいいし、本を読むのに快適だし」

「俺だってそこ気に入ってんだよ!」

「じゃ、一緒に座る?」

「断るっ」

「ね、ルカ。スキンシップって知ってる?」

「・・・は?」

退け、と催促されているにも関わらず勝手に話を変えるクリス。
唐突すぎて間抜けな声が出てしまった。

「挨拶代わりにキスすることなんだよ、ほら」

そういって本を見せる。
(ちょ、ちょっと待て。ご主人様はこんな本も持ってたのか…!?)
クリスが見せた本は人間界の歴史やら交流やらが書いてある本で、
決して変な本ではないのに混乱して勝手に変な誤解をしているルカ。
そして追い討ちの一言。

「僕らもしようよ」

「はぁ!?!? 嫌に決まってんだろ?!!」

「なんで?挨拶なのに。お早うとお休みの挨拶。今日から毎日やろうよ!」

「嫌だっつってんだろ!? ば、ばか!近寄るな!!」

ルカの意見なんかお構いなしにずいずい近づいてくる。

「ほっぺにちゅってするだけだから、ね?」

いつの間にか両腕はクリスに押さえ込まれて逃げるに逃げられない。
病弱でひょろひょろの癖に!どこにそんな力があるんだ!と心の中でつっこむ。

そんな回らない頭で必死に考えている間にも、クリスのにこやかな顔が近づいてくる。
俺には悪魔の微笑みにしか見えなかった。勝てないと判断した俺は堅く目を瞑る。

くる―――――!!!



…ん?

本来頬にくる筈の感触。

なのに唇に違和感を感じた。

「!?」

思わず目を見開く。目の前にあるクリスの目線と合った。
そこでやっと自分がクリスにキスされている事に気がついた。

(ちょ、ちょちょちょなに!?なにやってんだよ!!?)

「んっんんー!!!」

必死に嫌々をしたら逆効果だった。
クリスの右手が俺の左腕から離れて、頭を掴んできた。
その手に力が入り、ますますクリスの唇から逃げられなくなる。

「んんっ…はぁっ…」

くちゅ…という唾液の音と共に唇が離れていった。
放心状態のルカの荒い息遣いだけが部屋に響く。
腰が抜けてその場に崩れてしまった。
きっと顔は真っ赤。嫌だ。こんな顔を見られてるなんて。

「・・・どうだった?」

しばらく下を向いて息を整えているルカをよそに、
何事もなかったかのように感想を聞いてくるクリスにまた頭にきた。

「気持ち悪いに決まってるだろ!!!つーかなに!?なんで口にしてんだよ!?
嘘つき!変態!!!喋りかけるな!!もうお前とは口聞かない!!!」

怒りに任せてとにかく言いたいことを大声で思い切りぶつけてやった。
溜めていた涙は頬を伝ってボロボロ零れ落ちている。

「……ごめん。ルカが可愛かったからつい…」

ついってなんだよ。

「…怒ってる?」

さっきのがどうやったら怒ってないように見えるんだよ。
返事なんかしてやらないからな。

「泣かせるつもりはなかった…ごめん」

そういってクリスは俺の目に溜まっている涙を指ですくい取り、
どこかへ行ってしまった。



───出会った時から嫌いだった。

いとも簡単にご主人様を奪っていって。
その綺麗な容姿も。意地悪な性格も。ぜんぶ嫌い。
嫌い。あいつなんか嫌い。

…嫌いなのに、なんでこんなにドキドキしてるんだ?

躰が熱い。あいつの唇の感触がまだ消えない。
あいつに触れられた腕も、頬も、熱い。

この熱は…なに?


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