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Explanation
*オーナー 望月
*お人形達を眺めるだけで幸せ。
カスタム等には知識薄すぎ。
そのうち・・・が口癖。
腐心を持ち合わせている所為で
どうしてもそっちに走りがち。
薔薇も百合も美味しく頂きます^p^
そんな管理人の萌え要素が詰まった
最愛のお人形達のための場所。
背後にお気をつけ下さい。
*うちの子詳細はカテゴリ・住人から
*お人形達を眺めるだけで幸せ。
カスタム等には知識薄すぎ。
そのうち・・・が口癖。
腐心を持ち合わせている所為で
どうしてもそっちに走りがち。
薔薇も百合も美味しく頂きます^p^
そんな管理人の萌え要素が詰まった
最愛のお人形達のための場所。
背後にお気をつけ下さい。
*うちの子詳細はカテゴリ・住人から
Retrieval
Analysis
ルカとクリスが初めて出合った頃のお話。
舞台は英国の何処かの街。季節は冬。
お坊ちゃん猫と捨て猫の不器用な恋愛模様。
※完全自己満足妄想小説
※♂×♂要素アリ
※細かいことは気にしない
※観覧は自己責任でお願いします
舞台は英国の何処かの街。季節は冬。
お坊ちゃん猫と捨て猫の不器用な恋愛模様。
※完全自己満足妄想小説
※♂×♂要素アリ
※細かいことは気にしない
※観覧は自己責任でお願いします
季節は雪のちらつく寒い冬。
人で賑わう街外れの狭い路地。
暗くて冷たいダンボールの中。
生まれた時から其処にいた。
兄弟達は自分の力で生きると決めて出て行ったり、
人間に何処かへ連れて行かれたりした。
僕は独りぼっち。
何度もここを離れようと思ったけど、
寒さの所為で思うように体が動かなくなってしまった。
毎日、空腹と寒さと寂しさに耐えてきた。けど…もう限界。
このまま僕は死ぬのかな。死んだら何処へ逝くんだろう。
みんな今何してるのかな。幸せに暮らしてるのかな。
僕も…幸せに、なりたい。
そんな僕の願いが叶った。
人間が優しく僕を抱いて、冷たいダンボール箱から出してくれた。
温かい。初めて温もりを感じた。
どんなに酷いことをされたっていい。心の底から嬉しかった。
連れてこられたのは広くて綺麗で、とても暖かい家。
幸せ。これ以上の幸せなんてない。そう思った。
其処で最初に僕の目に映ったのは、木で造られた机に腰掛け、
こっちを見ている不機嫌そうな一匹の黒い猫。
これが、彼との出会いだった。
+++
俺はご主人様の為に生まれてきた。
この家で生まれ育ち、ずっとご主人様と共に生きてきた。
ご主人様が大好き。ご主人様も俺だけを見ていてくれる。
…あの日までは。
あれは雪のちらつく寒い冬だった。
広い部屋にある大きな暖炉の薪が燃える音で目が覚めた。
窓の外は白銀の世界。今日も寒い。
辺りを見回すと、ご主人様の姿が見当たらなかった。
きっと買い物に出かけたんだと思い、
俺はご主人様がいつも愛用している木で造られた広い机に登った。
その隅に腰を下ろす。此処が俺の特等席。
ご主人様はいつもこの机で趣味の読書をしたりしている。その姿を見るのが好き。
ご主人様が帰ってくるまで此処で一眠りしよう。
そう考え、瞼を閉じ、意識が遠のくまてそうかからなかった。
カラン カラン
扉についている鐘が鳴った。“帰ってきた!”
俺は飛び起き、ご主人様に目線をやった。
分厚いフードに雪をくっつけ、あぁ寒かったと呟く彼の手には予想通りの買い物袋。
もう片手には…白い猫が抱かれていた。
「新しい住人だよ」 なんて言うもんだから、俺は目をしかめてソレを見た。
雪のような真白の肌。
奥深くまで吸い込まれそうになる碧の瞳。
年は同じくらいに見えた。
黒猫の俺とは正反対の白い猫。
息を呑むほど、綺麗だった。
「久しぶりに遠くの街へ足を運んでみたら、路地に捨てられていたんだ。
酷く衰弱しているから放っておけなくて…仲良くしてあげてね、ルカ」
ずっと2人きりだったこの家に新しい住人が増える日が来るなんて。
それと同時に、俺の運命を変える日になったのだった。
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